駒形神社
馬産地の遠野には、馬の守護神である駒形社が多い。板沢の駒形社は上郷全体の信仰を集めた。祭日が旧暦の四月八日であるのは農作業の始まりの日であるので、豊作を祈願する社でもあった。伝説、義経北行コースには、平泉を脱出した義経主従がここまで来たとき義経の愛馬小黒号が死んだため、そこに祠を建てねんごろに葬った。それ以来、この神社を駒形大明神とか駒形神社の名で呼ぶようになったとある。