刃金館
上郷駅の南側にある東西に連らなる丘は、突然一夜のうちに出来た丘であるという。この丘の平倉に面した高地に中世の刃金館がある。館主平倉新兵衛は阿曽沼氏の足軽頭で二百石を給されていたが、慶長六年(一六〇一)九月鱒沢方について、赤羽根峠の合戦で戦死したと伝えられている。