史跡
赤羽根峠の妻神(さいのかみ)
赤羽根峠の頂上は、藩政時代には南部藩と伊達藩の境界で、印(しるし)の石塚と木の柱が建ち古文書には「赤羽根妻神」と記されている。妻神は本来塞の神で、古来より村境や・・・
念佛塔(ねんぷつとう)
平倉の繋部落の中程に高さ三材を超す「念佛塔」と三文字を刻んだ石塔が建っている。この塔は、繋部落を中心とする地域の人びとが講中(こうちゆう)を結び、お経やご詠歌を・・・
つなぎ稲荷
平倉と板沢の境近く、繋部落にある稲荷社は、遠野南部家の家老福田氏の内神といわれている。福田氏は平倉、平野原地域を領知していたが、以前に二戸に勧請していた稲荷を、・・・
刃金館
上郷駅の南側にある東西に連らなる丘は、突然一夜のうちに出来た丘であるという。この丘の平倉に面した高地に中世の刃金館がある。館主平倉新兵衛は阿曽沼氏の足軽頭で二百・・・
平野原館
平野原不地震地近くの南側段丘上に館跡があり、阿曽沼氏の臣平原備後吉武(本姓菊池)の住んだ館と伝えられている。