太田館
佐比内、宇南田部落南側の丘にある中世の館跡で、阿曽沼氏の臣太田某の居館と伝えられている遺構の頂部に長さ約五〇㍍巾約一一㍍の本丸と数段からな廓。長さ約三〇㍍巾三㍍高さ四㍍の土塁と平行する空堀の跡が残っている。阿曽沼広長が遠野領奪還の合戦の時には阿曽沼方について戦ったと伝えられている。