慶雲寺(けいうんじ)
深沢山慶雲寺は、森の下部落の中ほどにある曹洞宗の寺院である中世頃には、東方一燐ほどの深沢山中にあった草庵を、佐比内を開拓した近江弥右工門が、慶長二年(一毛七)に寺領を寄進して現在地に再興したといわれ、『遠野物語拾遺」五にも記されている山門の石柱は、上郷中学校の校門とともに、幕末から明治初期にかけて操業した佐比内高炉の石材が利用されている